2008 KAWASAKI ZX-RR


今回は大好きなライダーであるホッパーの08 ZX-RR。昨年作った07モデルを芯に改造して作る予定。
'08モデルは歴代のZX-RRの中でも、カウル形状やカラーリングが最もイケてると思うのだが、シーズンを通して成績はイマイチだった・・・。しかも2009年からはワークス撤退・・・ホッパーはシート喪失(涙)
今年はメランドリのみがHAYATE(?)として参戦するらしい。頑張れメランドリ〜!
それにしてもホッパーのライディングフォームは凄いな・・・

まずはカウル関係から。'07と比べると各部の形状が変更されている。テールカウルは薄く平べったくなり、シャープに後方に伸びている。

シートカウル裏側も空力を考えた形状。
プラ板&パテで成型。

タンク(正確にはタンクカバー)も複雑な凹凸がある。

全体の形状がまとまってきたので、各部ディーテールを追加。

フロントフェンダーも、より空力を意識してかフロントフォークボトムケースまで包み込むような新しい形状になっている。

2008年型ZX-RRのアッパーカウルは基本的に'07と一緒のようで、#13ウェスト号はシーズンを通して古いタイプを使っていた。
#21ホプキンスのみシーズン途中から新しい形状の'08仕様を使っていたので、一応作ってみた。

左が'07と同形状の旧タイプ、右は新しく作った'08新タイプ。
#13ウェスト号もしくは#21ホプキンスのシーズン前半モデルを作るなら旧タイプ。ホプキンスのシーズン終盤のモデルを作るなら新タイプを使うことになる。
キットには両方入れてどちらの仕様も作れるようにする予定。

'08になりエンジンのマウント位置が変更されたので、フレームのエンジンハンガー部も作り直した。カーボン製のカバーが(空力パーツ?)取り付けられている。

複製した各レジンパーツを組み上げる。
シートラバーのパーツは抜きの関係上、厚めに作ってある。薄くすると複製の過程で歪みが大きくなったりするので・・・
シートやフェンダーのエッジ部などは薄く削った方が見栄えが良くなる。

シートラバーもタンクキャップもピッタンコ。

エキパイ出口はリューターで彫り込み、こちらも薄肉加工。

細々としたレジンパーツを取り付ける。
'08のエンジンはシリンダー右側の形状が大きく変わっているが、カウルを付けると見えなくなるので、組みやすさを優先してタミヤキットのまま。フレームのエンジンハンガー部など、カウルを取り付けた後も見える部分は'08仕様になるようなパーツ構成にした。

フロント足周り。フロントフェンダーはパチッとハメ込み式で取り付けられる。

'08 ZX-RRの仮組完了。

リヤビュー。テールもスッとしていて、まとまりのあるデザインだ。

サーフェーサーで下地を整える。
業者抜きなので、ピンホールはほとんど無いが、細かい凸凹やパーティングラインなどを消してキレイな下地を作る。

次にホワイトで塗装。
今回はクレオスのMr.カラーGX(GX-1クールホワイト)とか言う、チョットお高いカラーを使ってみた。
パッケージを見ると下地色の隠蔽力が高いらしい。実際使ってみると・・・普通のホワイトよりは隠蔽力が・・・強いかな?

ライムグリーンで塗装。

デカールは'07ZX-RRトランスキットの時と同様、カーボンパターンのデカールも用意した。デカール屋さんにインクを改良してもらったので、前回のモノよりも貼り易いはず。
写真だとツブれてただの黒いデカールに見えるな・・・スケールに合わせたので、かなり細かいカーボン地になってる。肉眼で見ると、これはこれでリアルだが。デフォルメしてカーボンの目をもうチョット大きくするのも手だったかな?

ある程度入り組んだ部分を先に黒で塗装しておく。デカールを貼った後に隙間をタッチアップしても良いが、先に黒で塗装しておいた方が、仕上げがキレイになる。
塗り分けの境目は段差が出来ないようにボカし、軽くペーパーもアテておいた。

キット付属のカーボンデカールを貼っていく。マークソフターとドライヤーを使って張り込んでいく。

(アッパーカウル用カーボンデカールは#14/#21の前期型の形状に合わせたので、写真の#21の後期型だと若干修正が必要です。付属のカーボンデカールシートをチョット切り出して、足りない部分に貼って下さい。)

シートカウルなんて、ほとんどカーボン地。めんどくせ〜(笑)

(タンク上側のラインは、シーズン開幕当初のみカーボン地でしたが、その後は魚の模様みたいなパターンになってます。キットのデカールには両方入ってますので、選択して下さい。)

なんだかんだと貼り終わった。ふ〜。
付属デカールをガイドにして、S27のカルトデカールを切り出して貼っても良いかも。

次にロゴデカールを貼っていく。

デカール乾燥後、クリアーがけ。

アンダーカウル下のモンエナステッカーがイカしてます。

リヤフェンダーの下側にある黒いフチ部分もカーボン地。

その他いろんな場所がカーボン地。カーボンデカール貼りまくり。

細々としたパーツを準備。
フロントフォークはタミヤのディテールアップパーツを使用。

(ディテールアップパーツを使う場合は、元々あるフロントフェンダーをはめ込む穴が露出しないように、アウターチューブを反対向きに回転させて取り付けて下さい。)

リヤセクションから組んでいく。
非常に複雑な曲面構成になっているリヤフェンダー。苦労して作った甲斐もあり、なかなか良い具合に仕上がった。

エンジンをフレームに載せる。エキパイの焼け塗装、今回はチョット派手過ぎたかな?

スイングアームとフレームをドッキング。

スクリーンを取り付け。
タミヤキットに付属しているゴムホースを短く切って、差し込んだピンの裏側に接着して留める。この方法だとかなりシッカリと固定できる。

細々としたパーツを取り付け、ワイヤリングも施す。

塗装にダメージを与えないように、そ〜っとサイドカウル、アッパーカウルを取り付ける。

タンクとテールカウルも取り付け。

つや消し塗装したシートラバー

そんなこんなでワンフェス前日深夜、というか日付が変わったので当日にギリギリで完成・・・(汗)

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